🇰🇿カザフスタンの超奇抜な近未来都市🇰🇿
新首都ヌルスルタンのシュールな
異世界に迷い混んでみた。


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広大なカザフ草原に現る奇抜すぎる人工都市!
カザフスタンの首都ヌルスルタンへ行ってきました!

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※著者撮影
先日、さっそく仲の良い友人に首都ヌルスルタンの街並の写真を送った所、「想像してた感じと全然違う!めちゃくちゃ都会ぢゃんか!」とお返事が返ってきました。

そりゃそうだ。きっと多くの人がカザフスタンと聞けば、どちらかというとだだっ広い草原なんかをイメージすると思う。ちなみにそれも正解です。

なんせカザフスタンはとにかくデカイ(なんてったって日本の約7倍の大きさよ?)。それ故に、実はこの国は天然資源の宝庫でもある。膨大な石油や天然ガスの埋蔵量があり、中でも世界のウラン埋蔵量は世界第2位の18%をこの国が占めているらしい。天然資源が豊富という事は、、、そう、この国は他の中央アジア諸国(ウズベキスタン、キルギス 、トルクメニスタン、タジギスタン)の中でも、1番早く経済発展が進んだ国でもある。

この独特な魅力を放つ人工都市は、間違いなくオイルマネーで支えられているわけね。



ヌルスルタンを代表する観光スポット
バイテレク・タワー

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この都市のシンボルとして2002年にオープンした、高さ97メートルのタワー。なんとこのタワーはナザルバエフ元大統領の手描きスケッチを元に建設されたらしい。

バイテレクは古代遊牧民の神話で語られる「生命の木」という意味で、タワー上部には巨大な金の卵をモチーフにしたドームが載っていて、その内部の展望台にはナザルバエフ元大統領の金色に輝く手形が置かれ、国内からも沢山のカザフスタン観光客が訪れる。


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展望台の様子。

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せっかくなのでワサ子もパシャリッ。



ナザルバエフ元大統領はカリスマ?それとも独裁?


日本に置き換えて考えてみたら、日本の総理大臣の手形が人気観光スポットになるなんてまずありえない話だけど、実はこのナザルバエフ元大統領はソ連解体後この国がカザフスタン共和国として独立した1991年から今年2019年までの約28年間もの間、ずっとこの国最初で唯一の大統領としてカザフスタンに君臨していたカリスマ性と独裁性を合わせ持つ人物なの。

今年2019年に大統領の座を退いた今でも、このヌルスルタンの町を歩いていると端々で彼の影響力というか自己アピールを感じ取れるスポットがいくつもある。

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カザフスタン国立博物館の1Fにはナザルバエフ元大統領の銅像がそびえる。

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こちらはなんとナザルバエフ元大統領の自画像絨毯。



カザフスタン国立博物館

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中央アジア最大を誇る全4階建ての博物館。階毎にカザフスタンの歴史や文化、民族史などのジャンルに分かれており、そしてここでも端々でナザルバエフ元大統領の輝かしい功績を讃えるセクションがあるんだけど、まぉそれは置いといて、中でも自分的に1番興味深かったのが、セミパラチンスクの核実験についてのセクションです。


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※セミパラチンスク核実験施設についての展示動画

日本人はこの事実を知っている人はとても少ないですが、ロシアは世界の核開発競争に対抗するため、カザフスタンの北東にあるセミパラチンスクという街で核実験を秘密に行い、第二次世界大戦後の1949年から1989年までのおよそ40年間もの間、なんと752回もの核爆発実験をこの地で行っていたんだって。実験当初、旧ソビエト連邦はこの地を「無人」の地と説明していたが、実際は点在する村に何万人もの人が住んでおり、当時実験基地の周辺に住んでいた42人の男性達は爆発実験当日に軍人たちに「重要な任務があるから村に残れ」という命令で山に連れていかれ、爆発の光を見せられたという。とんでもない放射能を浴びた彼らのその後の末路は言うまでもなく、、、42人中40人がガンや白血病で亡くなり、1人は自殺し、生き残ったのはたった1人だけだったと言う。現在でもセミパラチンスクの実験現場周辺では、高濃度の放射能が検出されていて、放射能というものは放射能の被害を受けた本人に影響がなくても、それはその人の子供、孫へと先天的障害が出る事があり、この地に住む人々は今もなおソ連時代の負の遺産に苦しめられている。

参考資料:https://www.morizumi-pj.com/semipalatinsk/ikinokori.html



超近未来的な建築群たち!だけどなぜ?
街を歩く人々の少なさたるや。


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日本の大都市東京はどこを歩いても人で溢れている。そんな日本で生まれた私だからこの光景を奇妙に感じるのだろうか?

この街は全てが最新でアーティスティックな大都市なのに、街を歩く地元民や観光客が極端に少なく感じた。

国自体が天然資源マネーでどれだけ潤っても、カザフスタン国民それぞれの生活水準はまだまだ高くないのかもしれない。

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現在もどんどん進む都市化計画。年々人口も増えていっているらしいから、頑張れヌルスルタン!

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平和と調和の宮殿

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小さなバザールに寄ってみて安心した。
ここでようやくこの街で生活する現地の人々を見る事が出来たから良かった。



ハズィレット・スルタン・モスク

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2012年に完成した中央アジア最大の白亜で造られた華麗なモスクです。

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北側の正面入り口。世界には様々な宗教があるけど、私はその中でもイスラム教のモスクを眺めるのが1番大好き。

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内部も美しい。

ちなみにカザフスタンは国民のおよそ70%がイスラム教徒というイスラムの国にも関わらず、宗教色はまったく強くなく、髪の毛をヒジャブで隠している敬虔なイスラム教徒女性もいれば、生足短パンで街を歩く今時女子もいる。
カザフスタンは治安も全然悪くないし、宗教色の面でも、外国人旅行者にとってはすごく旅しやすい国だと思う。



総じて言いたいのは、カザフスタンめっちゃ平和ってこと。

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6月の暑い日差しの下で食べるアイスクリームTr300(90円)は最高。

どうですか、皆さん。ここまででこの国のイメージは変わりましたか?ちょっと興味出てきちゃったんぢゃないすか?

カザフスタンの首都、ここヌルスルタンは今現在もどんどん都市化計画が進んでいる街です。来年または再来年、または何年後、読者の皆さんがこの街を訪れる時には、ワサコが見た景色とはまた違う、更にバージョンアップしたヌルスルタンの街が待っているかもしれません。

とにかく訪れて損は無い、シュールで奇抜な、まだまだポテンシャルを秘めた面白い場所です!それでは、、、ワサコの旅はまだまだ始まったばかり。。。つづく



ワサ子オススメ☆首都ヌルスルタンのCoffee Shop
SABAYON

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◉住所: Чокана Валиханова, 3/1 киоск
Нур-Султан 
◉マップアプリ「2GIS」のURL: Sabayon
Чокана Валиханова, 3/1 киоск, Нур-Султан
https://go.2gis.com/3cl9a

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店内は小さいけどテラス席もあり、店員さんもお店の雰囲気もとても良く、ここで食べたロシア発祥の料理「Блины с мясои (ブルネースィ ・マルソン)」がとっっても美味しかったです。そぼろ状の牛肉をクレープ生地で包んでいて、サワークリームに付けて食べます。

※意味:Блины(ブルネ)/パンケーキ
※意味:мясои(マルソン)/お肉



首都ヌルスルタンのオススメホテル
Elite Hostel

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◉価格: 1泊1500Tr(約450円)
◉住所: Чокана Валиханова, 9/2
Z01B7D6, Нур-Султан
1 этаж

スタッフさんは英語はほぼ通じないけど、ほどよく親切。水回りの面では中央アジアで泊まった安宿の中ではトップ3に入る。ドミトリーの部屋それぞれにお湯の出る水道があるし、ホットシャワーも完璧。wifiの通信も早かった。



カザフスタンで使えるオススメのマップアプリ

「2GIS」というアプリが、カザフスタンの主要都市のヌルスルタン、アルマティ、シムケントなどの地図アプリとして、目的地のバス情報なども検索できて、何番のバスに乗れば目的地にたどり着けるかなど検索できるのでめちゃくちゃ便利です。
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↓安宿でお湯の出が悪い時にめちゃくちゃ重宝しました。笑↓